総長からの「愛してる」
「あなたたちは、私を認めていない人が多いけど……
でも、あなたたち自身は繋がってる。
こんな温かい場所に出会えて、良かった。」
私は、ここに来て少しずつ変わろうとしてる。
そのキッカケは、やっぱり廉也を中心としたあなたたち。
私は変われるかもしれない。
変わりたい……
「奏、お願いがあるの。」
「ん?」
「彼を救ってあげて欲しい。
彼は、私と一緒で……まだあの頃に囚われている。」
彼?、と首を傾け不思議そうな顔をする奏を見て、私は微笑んだ。
「わからないなら、いいや。」
彼は…悠は……私では救えない。