総長からの「愛してる」
「馬鹿みてぇに嫉妬した。」
「嫉妬……?」
「俺よりお前に近い存在である、男がいることが嫌なんだ。」
なんだか子どもみたいに、私に縋る (すがる) んだね?
そんな廉也が可愛くて、ふふっ、とつい笑ってしまう。
「何か可笑しかったか?」
私の肩に顔を埋めたまま、廉也が囁く。
くすぐったい……
「廉也が可愛いなー、と思った。」
「………油断してると喰うぞ。」
「え?……っきゃぁ!」
気が付いたら空中に浮いていて、廉也の腕の中でお姫様抱っこされていた。
そのまま廉也が下ろしたのは……ベッドの上。