総長からの「愛してる」
「……は…は……っ…」
「大丈夫か?」
あなたのせいでしょ?!
そう言う余力がないのが悔しい。
廉也によって存分に堪能された私は、容赦ない酸欠に陥った。
「……やっぱ、キスは下手なんだな?」
私がこんな風になっているというのに、
廉也は余裕な顔で息切れなんて微塵もしていない。
……悔しい…っ!!
「廉也……ばか…」
「あ"?
もう一度、キスしてやろうか?」
慌てて布団を被れば、廉也の手によってすぐに剥がされる。
「拒否権なんて、やらねぇよ?」
この……俺様野郎っ!!
抵抗したいが、まだ力が入りづらい。