総長からの「愛してる」
「ごめっ……待った…?!」
そんな声が聞こえて振り向いた俺は、ついニヤケてしまう。
「そんなに待ってねぇーよ。」
嘘。本当は30分待ってた。
でも、別にいいんだ。
お前を待つのは苦じゃない。
「……はぁ……はぁ……」
相当走ったのか、息切れをする美愛の背中を撫でながら、美愛を観察する。
もうすぐ夏休みというだけあって、すでに相当暑いのだが……
露出しすぎだ。
白のフリル付きキャミソールに
七部丈のダメージジーンズ
サンダルは、動きやすさを考慮したのか、ヒールが低い
後は、ツバが小さいストローハット
装飾品はサングラスで……
極め付けに、金髪。
「ぶっ……!!はははっ、なんだよその髪色はっ……!!」