総長からの「愛してる」



私は、視線を携帯の画面に移し、メールを打つ。



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To.鳥遊 悠希


私のクラスに、トップクラスの暴走族の幹部が来た。


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送信する前に、もう一度前を見る。



……バレるのも時間の問題かな。


心の中で、そう覚悟する。




「知ってると思うが、こいつらは龍嵐の幹部達だ。
敵に回さねえように、気をつけろ。」



錦城先生はそう言うと、なにやら5人と話しだす。





『龍嵐幹部たちらしい』



さっきのメールに、そう付け加えて、送信ボタンを押した。




その時、だった。




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