総長からの「愛してる」
それに、美愛を俺たちには引き込んだのは、元はと言えば廉な訳だし。
美愛が抵抗をしてたことに嘘はない、と海斗が言ってたし……
てか、もしも、これが本当だとしたら……仮に美愛が裏切っていなくても、俺たちと鳳凰が近いうちに戦うんじゃ……
「あー……もう、俺そんなに頭良くないんだけど。」
ごちゃごちゃ考えすぎて、頭が痛くなる。
とりあえず、廉に電話すればいいか。
ジーパンのポケットからスマホを取り出し、廉の番号を出した
ーーー…その瞬間
「さっきから何をコソコソしている。」
バッと顔をあげれば、ついさっきまで会話をしていた3人の姿はなく、そこには神大 晃輝が立っていた。