総長からの「愛してる」



自業自得だ。


自分で頷いたのだから。




体が震えるのを感じながら、シャワーを浴びる。




何度も、何度も体中擦った。



真っ赤になった肌。



涙がこぼれ、何とも言えない悔しさ。




どうして私は、ここで生きているの?





ーーー答えは、出ない。




ーーーーー



「帰らなきゃ………」



男が先に置いていた3万を手に、歩き出す。




「………っ…こんなもの!!」




そう思ってお札を破ろうとするけど……


私には実行する勇気は無かった。




「……どこから、間違えたのかな。」




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