総長からの「愛してる」
あなたと出会った
何日も経ち、
数日は夢見心地だった私も、この場所から逃げ出すために動き始めた。
すでに、卒業式は終わっている。
住む場所を探そう。
そのためにも、何より必要なのはお金だ。
男から貰った3万を手に、私は再び夜の街へと出た。
そして、何度も何度も自分の体を売ってお金を得た。
生きるために……彼らに救われたこの命をまもるために。
ただ、必死だった。
「どんなに汚くても、生きてやる」
そんなことを、口癖のように繰り返し、日々はすぎていく……
そして、数週間後。
私は、全ての準備を終えて、施設の職員長の前にいる。