総長からの「愛してる」
嫌悪感はある。
恐怖もある。
知らない男に触られることは、嫌。
でも、それ以上に………
今の私は、心が壊れることが怖い。
抵抗したら、何をされるかわからない。
身体をただ重ねる以上のことになるくらいなら、このままおとなしく汚されよう。
身体を汚されるだけなら、構わないから。
身体を守る前に、私は自分の心を守ることで精一杯だった。
今の私を生かしている “光”。
それは、確かな繋がりだけど……
何かのきっかけで、今の私の脆い心は、簡単に壊れてしまう。
私は抵抗せずに、ただ目を閉じた。
ーーーー「何をしている」