総長からの「愛してる」



嫌悪感はある。


恐怖もある。



知らない男に触られることは、嫌。





でも、それ以上に………



今の私は、心が壊れることが怖い。




抵抗したら、何をされるかわからない。



身体をただ重ねる以上のことになるくらいなら、このままおとなしく汚されよう。


身体を汚されるだけなら、構わないから。



身体を守る前に、私は自分の心を守ることで精一杯だった。




今の私を生かしている “光”。



それは、確かな繋がりだけど……



何かのきっかけで、今の私の脆い心は、簡単に壊れてしまう。



私は抵抗せずに、ただ目を閉じた。








ーーーー「何をしている」



< 301 / 443 >

この作品をシェア

pagetop