総長からの「愛してる」



「大丈夫か?」


ぶっきらぼうな言葉。



無愛想で、目も合わせようとしないのに…


手だけは優しく伸ばしている。




彼の手に私の手を乗っければ、グイッと引っ張り上げられる。



そのまま立ち上がり、彼の目の前に立つ。



「高い………。」



この人、身長何センチあるの……?



目の前に立つ男は、私をチラリと見ると、少しだけ眉を曲げた。



「お前、1年か?」



「………えっと……」



「…ちっ……速く答えろ。」



「あ、高校1年……です。
今日が入学式……。」



「だろうな。」




??


全く意図がわからない会話だけど……そんなことよりも。



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