総長からの「愛してる」
気持ち悪い……!!
あの男も、自分の体も。
怖い、嫌だ、もうこれ以上……
「こんな体、いらない……っ」
自業自得のくせに。
それでも、
こんなに汚れ、こんなに汚い体とこれからも一緒に生きていくこと
それが恐怖だった。
自分の生きる意味よりも、
自分の体を殺したい恐怖が、勝った。
「どうせ……誰にも必要とされない命だもの……」
友達もいなければ、恋人どころか好きな人すらいなくて。
親も親戚も、私を必要とはしない。
そして……自分でさえ、必要としない。
残したくないものも、悔いも、夢も無いのだから……