総長からの「愛してる」
甘い告白。
一瞬で私の心をつかんで、離さない。
「あ………ぅ…///」
言った本人よりも、私の方が真っ赤になってしまって。
恥ずかしくて、思わず來叶の右手を振り払って、彼から離れる。
甘酸っぱい恥ずかしさ。
初めての感覚が全身を支配して、頭の中はお花畑状態。
「逃がさねえよ。」
來叶に背を向けた私を、來叶は後ろから抱きしめた。
「は、恥ずかしい……っから…!」
「何だよそれ。俺の都合良く捉えるけどいいんだな?」
コクコクと頷く私に、來叶の満足そうな笑いが聞こえた。