総長からの「愛してる」
翌日……
何も食べず、一睡もできずにいた私。
自分の中で何も整理できなくて、何をするのも気力がなかった。
そんな私を、來叶の代わりに迎えにきたのが悠だった。
悠に連れられ、学校に言ったけど…
学校は、來叶がいないことを強調するようだった。
現実を受け入れられなかった私は、悠や幹部の皆のそばにいることさえ辛くて。
一人、教室から出て屋上へ向かった。
「屋上なんて……一番の思い出の場所じゃない……」
來叶が、私を救った場所。
私は……私は……
どうして、一人なんだっけ?
「私の、毎日はいつも、來叶がいた。」