総長からの「愛してる」

《side 廉也》



ゾクリ……ッ


そんな快感。



その言葉だけで、美愛の悲しさを守れるんだろうか?、という不安も吹き飛んじまう。



……ーーー絶対、守ってやる。





「絶対、俺の方が好きだから。」




心から愛おしい……



こんな気持ち、初めてだ。




抱きしめている美愛の唇を再び奪う。





「……んっ……」



やっと全部、俺のもの。



美愛の体も心も……俺のものだ。




「余裕ねぇくらい、お前の頭の中も俺でいっぱいにしてやる。」




俺の頭の中は、既にお前でいっぱいなんだよ。



それが、伝わればいい。





< 388 / 443 >

この作品をシェア

pagetop