総長からの「愛してる」
『泣くな、なんて言わねぇ。
けど、お前が泣いていいのは俺の前だけ。お前が泣くために俺の胸はあるんだから、甘えろ。』
今、私は泣いてるよ。
あなたは、いつ甘えさせてくれるの?
あなたがいなくなって、毎日が絶望で。
また、ひとりぼっちになった私は生きる意味はないと思った。
死のうって、考えたのに。
『俺は、何があっても絶対美愛を守る。
お前だけは死なせねぇ。』
あなたは、私を死なせてくれない。
自分を殺そうとした私から、私の命を守ったよ。
最低な言葉の後に、残して行った大切な宝物。
それだけが、今の私を生かしてる。
私は、どんなに辛くても、どんなに最低な行為をしても……
生きるよ。
でも、
あなたがいない毎日は、やっぱり涙を枯れさせてくれないんだ。