総長からの「愛してる」
「廉、お前道の真ん中で何をしてるんだよ。しかも、美愛、超エロいし。」
「…………。」
海斗はからかってくるが、昴は顔を背けていた。
まあ、昴はあんまりこういうのに免疫無いからな。
「なぁ。」
「んー?」
俺が声を掛ければ、すぐに海斗が返事を返した。
「こいつって、自分の身体を売ってるんだよな?」
「なに当たり前のこと言ってんだよ。」
「いや、………なんでもねぇ。」
身体を売って……彼氏もいて。
それにしては、キスはさほど上手くない。
……何かが引っかかる。
「とりあえず、倉庫に連れてくぞ。」
「はいはーい」
「………了解。」