総長からの「愛してる」
「着いた。」
考え事をしたら、いつの間にか近所のコンビニに着いていた。
「ここら辺に住んでるのか?」
その言葉に、少なからず私は驚いた。
「私を調べたんじゃないの?」
「言っただろ。売りと名前くらいしか調べてねぇよ。
それに、旭だって情報参謀とはいえ、別にハッキングとか、超人なこと出来るわけじゃねぇ。」
「え、そうなの?」
私は思わず聞き返した。
イメージと違うというか…
「旭の場合、あいつは情報網が異常に広いのと、口が上手いから情報が集まる。
だから、限りがある。」
暴走族は、すごいハッキング技術を持った人がいて……
みたいな感じかと思ったんだけど…
現実じゃそうじゃないのね。
「大体高校生の俺らが、そう簡単にハッキングなんて身につくわけがねぇ。」