総長からの「愛してる」
「さっきの反応からして決定!
もう、間違えたらそれでいいや〜」
「なっ?!」
男は急に私の腕を掴んだ。
そのまま引きずられるようにして、そばにあるバイクに乗せられ……
「はい、しゅっぱーつ!」
テンションの高い男によって、難なく連れ去られた。
なんていう失態………
バイクから飛び降りれるわけもなく、携帯を取り出せるはずもなく
自分に呆れすぎて、悲しくなってきた。
最近は、不運だ……
「やっほーー、帰りました!」
私を連れ去った男……もとい赤髪男は倉庫 (だと思う) に入るなり、大声で叫んだ。