黒王子と白王子



それからあたしたちは、屋台とか射的とかヨーヨーつりとかをして遊んだ。



いざ開き直ってみると、案外楽しいもんだな...。




「亜梨朱ちゃん、今何時?」


「ん~今は...もうすぐ8時だよ」


「...よし!じゃあ行こう!!」



橘くんは突然あたしの腕を掴んで走り始めた。



「ちょっと!?どこ行くの!?」


「秘密ー」



一体あたしどこに連れて行かれるんだ...?


< 49 / 95 >

この作品をシェア

pagetop