黒王子と白王子



「でさぁ...萌菜のことは話したんだから...」


「何?」



萌菜がニヤニヤしながらこっちを見てくる。



「花火の日に、翔くんと進展は!?あったの!?」



進展?


そんなのなかったよね...。



強いて言うなら...


「なんかドキドキした」


「ドキドキ!?...恋のはじまり??」


「違うって...」



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