黒王子と白王子
「はいはい。倒れるだけだから...。悠也たちにはメールでいいかな」
「翔のバカ!!ドケチ!!ドアホー!!」
「バカでもなんでもいいよ。俺は亜梨朱ちゃんのこと心配して言ってるんだからな?」
心配......。
だぁー!!
そんな真剣な眼であたしを見つめないでっ!!///
「うぅ~...帰るよぉ!帰ればいいんでしょ!?」
あたしが言うと、翔は『えらいえらい』と言いながら、あたしの頭を撫でた。
なんでか分かんないけど、胸が高鳴った。