黒王子と白王子



「はいはい。倒れるだけだから...。悠也たちにはメールでいいかな」


「翔のバカ!!ドケチ!!ドアホー!!」


「バカでもなんでもいいよ。俺は亜梨朱ちゃんのこと心配して言ってるんだからな?」



心配......。



だぁー!!


そんな真剣な眼であたしを見つめないでっ!!///



「うぅ~...帰るよぉ!帰ればいいんでしょ!?」



あたしが言うと、翔は『えらいえらい』と言いながら、あたしの頭を撫でた。



なんでか分かんないけど、胸が高鳴った。



< 86 / 95 >

この作品をシェア

pagetop