【企画】真夏の君へ、伝えたかった事。
今まで、その顔を君がわたしにさせてたんだよ?
そう言いたかったけど。
喉元で、その言葉を押し殺す。
こっちが、私が、堪えきれずに泣いてしまいそうだった。
「・・・・・・何も、知らないの?」
そう、君は言った。
知らない?
こっちこそ、意味が分からない。
君の視線は、わたしのポケットに入っている携帯に注がれる。
今更・・・・・・
「今更、なんなんよ・・・・・・っ」