【企画】真夏の君へ、伝えたかった事。
もう、我慢できなかった。
喉元で、引っ掛かっている嗚咽。
唇が震えて、喉が張り裂けそうで、目が、焼けそうに熱くて。
パタタ・・・・・・と、涙が零れ落ちた。
そんなわたしを君は見て、傍らに佇む。
そして、今にも波に消えてしまいそうな小さな声で『メール、見て』と言った。
わたしは、嫌々携帯を開いた。
数ヶ月前から、溜まっているメールの量は凄まじかった。
その中で、2件だけ、君から来ているメール。
・・・・・・目を瞑り無くなるような、そんなメールが。
あった。
君からの。
最後の。
最後の君からの、メールが。