2つの地球
「交流すればいいんですよね?」
「まぁ、そういうことになるね。」
交流…
「手紙でも出して見ますか?」
「え?それはリスクが高いんじゃ。政府は感情が残っているクローンがいるってわかったらすぐに処分するに決まってる。」
未奈の言う通りだけど。
仕方が無い。
少しぐらいリスクを背負ってでも皆を守らなきゃいけない。
「大丈夫。子供のイタズラって思うかもしれないじゃんか。クローンだとは思わないなら子供になるから。信じるの人がどうかが問題。」
「花梨ちゃんそれいいかも。」
「本当ですか!?」
「うん。じゃあ手紙でとりあえず交流してみよう。」
よかった。
これで皆を守れる。
拓真も和哉も。
待っててね。
絶対に守るから。
もう一度会うために。
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