恋物語~16年間の奇跡~
(~悠二side~)

「痛ってーな。」


俺は今、病院に来てる。


なんでかって?

それはな、さっき喧嘩を売られたから。

で、病院に来てる。

それで、可愛いのがいた。

「おい!」

「えっ?」

俺はこいつに一目惚れしたのかもしれない。
こいつの名前が知りたい。
こいつを俺のものにしたい。

その時、頭が混乱しているのか、ずっと俺のことを見てくる。
 
ヤバい。 見んなよ。

「おい!あんまみんな。」

「あ、ごめんなさい。私は須藤つくし。あなたは?」

「あ?あぁ。」

やばっ!見とれちったし。

「あの~。」

「あぁ、ごめん。俺は黒澤悠二。」

めっちゃかわいいくせに声までかわいい。
マジ、反則だろ~。(〃

今日はここら辺までにしとこ。

「また来るからよろしく。」

あまりの恥ずかしさにぶっきらぼうに言ってしまった。
大丈夫だろうか?

そんな心配もしつつ、振り返ったら笑顔
で 「うん。待ってる♪」
って言った。

だから、

「おう。」

って言っといた。


これが俺たちの出逢いだった。




  
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