十六夜~躊躇う~
「おい兄ちゃん!あんた凄いなぁ!!」
「本当に凄かったですっ!」
口ぐちに言われ一葉は困り果てていた
壱「一葉っ!?大丈夫だった!?」
壱夜があわてて近づいてきた
一『はい大丈夫でしたよ?それよりも…』
ちょいちょい、と壱夜を呼び耳元で
一『誰かに見られています。どうしましょう(ボソッ』
壱「お姉ちゃんっ、逃げるよ!?」
タッ壱夜は一葉の手を握り
その場から立ち去った
その様子を遠くから見ていた男たちがいた