君の甘い笑顔に惹かれて。




「出席とるぞー!
休みはいるかー?」




「「…」」




大田の問いに誰も答えない。




「…よし。いないな!」




何が“よし。”だよ。




「今日は、お前らに紹介しときたい奴がいる!」




大田は改まって、教卓に手をつきながら言った。




どうせ、この時期だから教育実習生とかでしょ。




「仲村ー!入れ!」




大田の声と共に教室のドアがガラッとあいた。










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