冷たい世界の温かい者達
とりあえず、俺達は職員室と書かれたプレートの貼ってある教室に向かった。
その時に1人の若い男が寄ってきた。
「お前等、転校生?」
鋭い目を俺等に向けて首を傾げる若い男はどうやら俺等の担任らしい。
「俺は秋谷 裕人。
お前等のクラス……1-Dの担任だ」
めんどくさそうに頭を掻く秋谷は、多分元ヤンだろう。
雰囲気的に。
他の奴等も気づいてるらしく、不思議そうに秋谷を見ていた。
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