代打、俺!!
そして少ししてからみんなが集まってきた
「なんのようだよ??」
「筋トレの途中なのに」
話の内容がわかんなくて文句を言ってるやつもいるし
ごちゃごちゃうっせーよ!!
狭い部室に暑苦しいほど人が集まった
「水本!!なんのようだよ??
わかってんだろ??夏大まで時間ないんだぞ??」
少しだるそうにかっけが言った
「そうだね??夏大まで時間ないんだもんねー
だったらさ、こんなの見て鼻の下のばしてる暇があったら練習したらいいんじゃない??」
嫌みたっぷりに言ってやった
そしたらほとんどの部員の顔が青ざめていった
なんだわかってるじゃん
「なんで漁ってんだよ??」
かっけがすごい勢いで言ってきた
「でかい声出すんじゃねーよ
掃除してんだよ??」
もう自分でもよくわかんないよ(笑)
もうどんどん口が悪くなってる
「別に掃除しなくてもいいよ」
「監督に言われたの!!
何で私がこんなゴミ屋敷みたいなとこ掃除しなきゃなんねーんだよ??
少しくらい片づけろ!!」
掃除できないなら部室なんて使うなよ!!
「これでもきれいな方だから!!」
ああ言えばこう言うでみんな口々に言ってくるけどそんなの気にしない
「そう??よくこんなとこで平気でいられるよね??
人として信じらんないわ」
「だって誰も片づけねーし!!」
そんなんだから私が片づけなくなんなきゃいけなくなるんだって
そんなんなら部室なんて使うなよ
「とりあえずこれ捨てるよ??
野球に関係ないでしょ?」
全部捨ててやる!!
「一回落ち着け!!
関係ないけど捨てられたらこまる!!」
そんなに大事なんだ
「だいたい誰かが持ってきてるわけ??」
「せ、先輩だよ
それに愁都さんだって見てたし」
身内のこと言えば何とかなると思ってるわけ??
「そうだよ!!
りんりんにはわかんないんだよ!!
これがどんなに大事か」
「だったら部活やめて好きなだけ見てたら??」
そうしたら私もマネージャーなんかやめて自由の身だし