代打、俺!!
ピアノが終わって家に帰る頃には外は真っ暗
私はその中でチャリを走らせた
夜の風は気持ちいい……
といいたいところだけど蒸し暑い!!
いつまで暑いんだよ!!
「あーっ!!凜じゃん!!」
また??ってか、ちな!?
私に叫んだのは遊んだ帰りと思われる千波
「ひさしぶりーっ!!」
「凜いままで学校行ってたの??」
制服姿の私を見てちなは不思議がっていた
「私受験やばいからね(笑)」
「え、凜が受験!?
私受験とかだるいしもう勉強したくないから就職にした」
そうなんだ………
でもちなは私と同じくらいの学力だしめんどくさがり屋だし(笑)
「ふーん……(笑)
じゃあ来年からちなにお年玉もらえるじゃん!!」
「なに言ってんの!!凜にはあげないよ(笑)」
良いじゃんちょっとくらい(笑)
「ってか惜しかったね…
凜が甲子園行ったら私も応援行こうと思ってたのに(笑)」
私だって行きたかったよ
「でもまさかあそこまで勝つだなんて……」
「ほんとだよね
ってか、あんたもうふつうの女子高生なんだね(笑)」
もうマネージャーじゃないし
野球にすべてを捧げなくてもいいんだよね
「あ、……そのことなんだけど
爽に告られた(笑)」
ちなには報告しないとっておもったけど
「ふーん(笑)
じゃあ爽は凜にぞっこんってわけか」
……そうでもないよ
「そうでもないよ
なんかでも周りにちやほやされて喜んでるみたいだよ(笑)」
「どういうこと??」
千波にも話を聞いてもらった
ってか、今日何回もこのはなししてるようなきがする(笑)