代打、俺!!



この日のミーティングにはなんだか重たい空気が流れていた


でもなぜか私はこれからが楽しみで仕方ないくらいだった


一番聞きたかった言葉を爽の口から聞けたからかな

たぶんまだ誰にも言ってないはず


学校に一回戻ってもいつもなら自主練するみんなもだらだら帰っていった


残っているのは私と爽とかっけと将悟


学校のグラウンドでかっけと将悟がキャッチボールしているのを見ていた


「明日から俺も練習する」

急にかっけと将悟にむけて爽が口を開いた


「なんのこと??」


いきなりすぎてかっけはきょとんとしていた




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