【完】るーむしぇあ。
このタイミングで木下美波の声。

しかも勝ち誇ったような表情。


「これじゃあ、バーベキューも肝試しも無理ね」


肝試しのとこ、強調しなくてもちゃんと聞こえてるし、分かってるから!!


言いたい事だけ言い終ると彼女は去っていった。



気がつけば、私を残し、みんなバーベキューの準備を始めている。

私は何とか2階にあるバルコニーのようなところまで、長時間かけて移動した。


「火つかないー」「肉持ってきて」「それ取って」楽しげな声が聞こえる場所。


なぜこの場所にいるかというと、1人反省会を開催するためだ。

さすがの私もみんなの様子がよく見えるこの場所だったら、反省して次からは落ち着いて行動できるだろう。
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