【完】るーむしぇあ。
──とは言ったものの、ちょっと寂しい。
バーベキューも終わって、いざ、肝試しの準備が始まると1人ぼっちでいることが辛くなってきた。
自分の不注意が招いたことだってわかってるし、大ちゃんにえらそうなこと言える立場じゃないってわかってる。
だって今の私は、勇気を出して「肝試し一緒に行ってくれない?」と言える状態じゃないんだから。
騒いでいるみんなの様子を、ぼーっと眺めていると、ふいに涙がこぼれた。
パチッ
「え?!」
突然、宿の電気がすべて消えた。
バルコニーには明かりがなく、建物の廊下から漏れる照明だけが頼りだったから、真っ暗になってしまう。
バーベキューも終わって、いざ、肝試しの準備が始まると1人ぼっちでいることが辛くなってきた。
自分の不注意が招いたことだってわかってるし、大ちゃんにえらそうなこと言える立場じゃないってわかってる。
だって今の私は、勇気を出して「肝試し一緒に行ってくれない?」と言える状態じゃないんだから。
騒いでいるみんなの様子を、ぼーっと眺めていると、ふいに涙がこぼれた。
パチッ
「え?!」
突然、宿の電気がすべて消えた。
バルコニーには明かりがなく、建物の廊下から漏れる照明だけが頼りだったから、真っ暗になってしまう。