【完】るーむしぇあ。
りっちゃんの指示で書類を封筒に入れたり、宛名のシールを貼ったりの事務作業をしていると気が紛れる。
少しおしゃべりをしながら、途中で他の職員さんが手伝いに来てくれたり……
ああ、なんか今すごく楽だなぁ。
和希くんの存在や部活がない世界なんてありえないと思ってた。
だけど、こんなに苦しいならいっそ全部やめちゃえばいいのかなぁ。
「そりゃ色々あるわよ。青春だからね」
いつの間にか下を向いて黙々と作業をしていた私の耳に、りっちゃんの明るい声が届く。
「私の歳になったらね、"そんなことくらい"で片付けられることも青春中には重大事件だからね。
でもね陽菜ちゃん、どんなに悩んだっていいし悩むべきだけど、迷った時にはあなたにとって1番大切なことは何かって考えてみて」
少しおしゃべりをしながら、途中で他の職員さんが手伝いに来てくれたり……
ああ、なんか今すごく楽だなぁ。
和希くんの存在や部活がない世界なんてありえないと思ってた。
だけど、こんなに苦しいならいっそ全部やめちゃえばいいのかなぁ。
「そりゃ色々あるわよ。青春だからね」
いつの間にか下を向いて黙々と作業をしていた私の耳に、りっちゃんの明るい声が届く。
「私の歳になったらね、"そんなことくらい"で片付けられることも青春中には重大事件だからね。
でもね陽菜ちゃん、どんなに悩んだっていいし悩むべきだけど、迷った時にはあなたにとって1番大切なことは何かって考えてみて」