【完】るーむしぇあ。
* * * * *
「んっ……って、痛たたた」
半分寝ぼけたまま体を起こすと、首が寝違えたみたいで左が上手く向けなかった。
いつの間にか寝ていたから変な体勢で寝ちゃってたみたい。
寝不足だからなのか体は重いし、頭は痛いし……うぅ、サイテー。
まだちょっと早いけど、今更寝る気にもなれないし朝練でもしよっかな。
しかしまたこのドアを開けるのが最大の難関なわけで。
和希くん起きてませんように!!
私は最大限に音をたてない努力をしながらドアを開いた。