【完】るーむしぇあ。
14.謎の答えは夏の終わりと共に
◇◇◇


「……」


「……」


テストを何とか(かなりギリギリ)乗り越え、学校は夏休みに入った。

しかし部活があるので毎日のように学校に来ている。


コンクールメンバーとメンバー以外の部屋が分けられたため、かなり気まずい空気と共に木下美波と狭い空間に閉じ込められているわけで……

気にしないようにと思えば思うほど、意識してしまう。


「……」


「……」


集中しきれない私はちらっと時計を見て安堵の息を吐いた。
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