【完】るーむしぇあ。
小さな待合室は静かすぎて、次にどういう言葉を言ったらいいのかわからない。
「えっと、じゃあ、私はこれで帰ります」
「あ、待って。せっかく来てくれたんだしジュースくらいおごる。何がいい?」
「あ、じゃあ、ミルクティーで」
何か勢いで答えちゃった……。
部屋を出て行く和希くんの背中を目で追って、呆然と立ち尽くす。
「和希、あのね……ってあれ?えっと、あなたは陽菜さんだったかしら?」
「……!!」
和希くんと入れ違いに部屋に入ってきたのは……和希くんのお母さんだった。
「えっと、じゃあ、私はこれで帰ります」
「あ、待って。せっかく来てくれたんだしジュースくらいおごる。何がいい?」
「あ、じゃあ、ミルクティーで」
何か勢いで答えちゃった……。
部屋を出て行く和希くんの背中を目で追って、呆然と立ち尽くす。
「和希、あのね……ってあれ?えっと、あなたは陽菜さんだったかしら?」
「……!!」
和希くんと入れ違いに部屋に入ってきたのは……和希くんのお母さんだった。