【完】るーむしぇあ。
4.迷子は導かれるように
◇◇◇
緩やかな日差しが差し込む穏やかな目覚め。
金曜の夜、私はわざとカーテンを少しだけ開けて眠る。
そうすると土曜日の朝、いい感じに太陽が差し込んで私を起こしてくれるからだ。
「和希くんおはよー……ってやっぱいないかっ」
リビングを見渡して、ちょっとがっかり。
いつも和希くんは土曜日の朝から家にいない。
どこへ行ってるのか聞いたことはないけど、何となく、触れてはいけないオーラが出てるんだよね。
のんびり寝てる私も私だけど、休みの日くらいゆっくりすればいいのになぁ。
ポットからマグカップにお湯を移して、ゆらゆらとティーバックをひたす。
外は快晴。
本屋さんにでも行こっかな……。
緩やかな日差しが差し込む穏やかな目覚め。
金曜の夜、私はわざとカーテンを少しだけ開けて眠る。
そうすると土曜日の朝、いい感じに太陽が差し込んで私を起こしてくれるからだ。
「和希くんおはよー……ってやっぱいないかっ」
リビングを見渡して、ちょっとがっかり。
いつも和希くんは土曜日の朝から家にいない。
どこへ行ってるのか聞いたことはないけど、何となく、触れてはいけないオーラが出てるんだよね。
のんびり寝てる私も私だけど、休みの日くらいゆっくりすればいいのになぁ。
ポットからマグカップにお湯を移して、ゆらゆらとティーバックをひたす。
外は快晴。
本屋さんにでも行こっかな……。