【完】るーむしぇあ。
そんな中、トントンとドアをノックする音が聞こえて、りっちゃんが入ってきた。
「綾香ちゃん、先生のところ行こっか」
「はーい!ママはおねえちゃんと一緒に待っててね」
昨日と同じことを言う彼女だけど、それが気遣いだってこと、強がりだってこと、知ってる。
「綾香ちゃん、私はりっちゃんと待ってるから、お母さんと一緒に行って?」
「え、でも……」
私はちらりとりっちゃんを見た。
りっちゃんは小さく頷いて、「ほら、早く早く」と綾香ちゃんとお母さんを病室の外へと追い出す。
綾香ちゃんは少し困った顔をしたけど、お母さんがその手を握ると嬉しそうに笑って手を振りながら歩いて行った。
「綾香ちゃん、先生のところ行こっか」
「はーい!ママはおねえちゃんと一緒に待っててね」
昨日と同じことを言う彼女だけど、それが気遣いだってこと、強がりだってこと、知ってる。
「綾香ちゃん、私はりっちゃんと待ってるから、お母さんと一緒に行って?」
「え、でも……」
私はちらりとりっちゃんを見た。
りっちゃんは小さく頷いて、「ほら、早く早く」と綾香ちゃんとお母さんを病室の外へと追い出す。
綾香ちゃんは少し困った顔をしたけど、お母さんがその手を握ると嬉しそうに笑って手を振りながら歩いて行った。