はじめからおわりまで
部室に入ると、もう他のバンドの人たちが各々練習を始めていた。


はっきり言って、すごくうるさい、



特にドラム。
自主練習なんだから、そんなに張り切らなくてもいいのに、南と同じバンドでドラムを担当している彼はいつも手を抜くことがない。


だから、私たちの話し声も自然と大きくなるし、顔も近づかないと声が聞こえない。
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