【短編】修学旅行の夜に
「…こッ、芽衣子ッ!」
「んー……。」
体が左右にグラグラと揺れる。
「もうすぐ着くよーッ♪」
「…ふぁ…」
私は大きな欠伸をした。
「…奈々は一度寝たのに、ヤケにテンション高いね。」
多分行く時より高いハズ。
「そ、そりゃあ一生に一度の修学旅行だもん!!」
何故かしどろもどろで話す奈々は意味不明だケド、
そんなコトはどーでもいい。
私の寝起きはかなり不機嫌だから。
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