響〜HIBIKI〜
花奏の携帯がブルブルとなった。


TAKAHIROからの着信だ。


「もしもし」


「…あ、かな。今、どこにいる?…」


「今、渋谷だけど」


「…夜、メンバーと飯行くけど、かなも連れて来いって…」


「私も?」


「…嫌?…HIROさんも来るし、顔出しといたほうがいいと思うけどなぁ…」


「えっ、HIROさんも」


「…あとで時間と場所連絡するよ…」


「うん、分かった」


電話が切れた。


「はぁ、また緊張しちゃう」


でも、メンバーと食事にいけるのは本当は嬉しい。
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