響〜HIBIKI〜
TAKAHIROから連絡のあった場所で合流し、店に向かった。


「ヨッシー、帰りもよろしく」


二人はマネージャーに手を振って車から降りた。


「ハイハイ、かな、緊張しないっ」


「無理だよ〜」


店に入る前から、緊張している花奏だった。


TAKAHIRO達が部屋に入るとその後から続いて他のメンバーも到着した。


「あ、かなちゃん」


すぐ後にいた、マツが声をかけてきた。


「こ、こんばんわ」


花奏が慌てて挨拶する。


「あ、TAKAHIROに変なことされてない?大丈夫?」


ニヤッとして、TAKAHIROの肩をポンっと叩く。


「え、マ、マツさん、変なことって…」


「だ、大丈夫ですよ」


「冗談、冗談。さぁ、座ろ」


TAKAHIROと花奏は顔を見合わせ笑った。
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