響〜HIBIKI〜
「小悪魔に惚れた…」


「うん…」


TAKAHIROの唇がまた優しく触れる。


花奏がそっと目を閉じると、優しく触れていた唇が、深く甘いキスへとかわる。


手と手が、絡みあう。


TAKAHIROの唇が花奏の首筋を這う。


「…うんっ…」


甘い声が出てしまう。


「…かな、ベッド行く?」


唇を這わせながら、TAKAHIROが呟く。


「…ぅん…シャワーして…から…んっ」


「待てない」


花奏の言葉を最後まで聞かず、TAKAHIROはいきおいよく花奏を抱き抱えるとそのまま、ベッドまで連れて行かれた。


優しくベッドに降ろされ、見つめ合う二人。


「かな、俺はいつでもかなが一番だからな」


「うん」


また、TAKAHIROの唇が花奏に甘く優しく触れる。


「…ぅん…」


「今日のかなは、色っぽいな」


そんな言葉に答える余裕もなく、花奏は心も身体も甘くトロけていくのだった。
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