響〜HIBIKI〜
二人は、顔を見合わせ肩をすくめる。


「花奏さんは、初めてなんで緊張してるから余り色々聞かないで欲しいっていう本人の希望ですが、知りたいですよね、皆さん」


司会者の無茶振りに目を丸くする花奏。


「まぁ、企業秘密なんであんまり言えないみたいですけど、特技くらいはいいよね」


機転を利かせ、TAKAHIROが冗談っぽく質問を振った。


「あっ、はい。あの特技は、ピアノです」


花奏も焦ることなく、質問に応えることが出来た。


後は、打ち合わせ通り撮影の思い出やTAKAHIROの印象などを話して、トーク終了となった。


東京会場のイベントが終了して、次の会場へ移動する。
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