響〜HIBIKI〜
くつろいでいる二人のところへ監督がやってきた。


「いい景色だろ〜」


監督も絶賛のシチュエーションだ。


「あ、監督。俺の泊まってるペンションの娘さんです」


TAKAHIROが花奏を紹介する。


「初めまして、花奏です」


花奏は、緊張しながら挨拶した。


「ペンションの娘さん?花奏ちゃんね、へぇ、奏でるの奏?」


「はい、意味はそうですけど、花のように奏でるって書いて花奏です」


「ふーん、この島にこんな可愛い子がいたとは」



監督は、花奏を舐めるように見て何か考えるような顔をした。
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