響〜HIBIKI〜
するとTAKAHIROが、


「かな、俺、手汗すごかったら、ごめん」


何気ない笑顔でそんなことをいう。


「あ、ううん、私の方こそ…緊張してるから」


「俺も緊張してるよ」


「え、全然そんな風に見えない」


「あんまり女の子と手つなぐ機会ないし」


TAKAHIROが照れながらそういうと、花奏はもっと緊張した。


二人は、頬を赤らめながら海岸を歩いた。
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