響〜HIBIKI〜
「かなって、一人っ子?」


「ううん、弟がいるよ。今は、北海道の大学へ行ってるから島にはいないけど」


「2人、姉弟なんだ。じゃあ、うちも2人だから、一緒だ」


「TAKAHIROさんところは、妹さんだよね」


「そ、だから、ちょっとかなとイメージかぶっちゃって…、でもそういうのって本当は失礼かな」


「あ、そんなこと全然気にしないですよ。妹みたいに思って貰えれば、私も気が楽です」


かなは、TAKAHIROは芸能人でモテるし、女の扱いには慣れているのでは、と内心思っていたが、確かに妹的に思ってくれれば花奏も気楽に話が出来る気がした。
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