響〜HIBIKI〜
TAKAHIROは、撮影の仕事でこの島に来ていた。


スタッフ達は別の所で泊まることになっていた。


仕事柄、旅行にもあまり行けないTAKAHIROのため、スタッフたちが旅行気分を味合わせてくれようと気を利かせて一人だけ別の宿泊先を用意してくれた。


「遅くなって、すみません」


TAKAHIROが、少し申し訳なさそうにダイニングへ入って行く。


このペンションのオーナー夫婦が食事の準備をしてくれていた。
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