響〜HIBIKI〜
「そうだね。こんな綺麗な星空、東京じゃ見れないからなぁ」


東京での嫌な思い出に触れられたくないと察したTAKAHIROは、それ以上は聞かなかった。


「東京で俺たちのライブ来てくれた?」



「もちろん、行ったよ。曲もいつも聞いてたし、TAKAHIROさんの歌聞いてたら、元気も出るし」


「そっか、そう言って貰えると嬉しいな。中々、直接聞くこともないし」



花奏を見てTAKAHIROが微笑む。
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